終わりのセラフ 第3話「心に棲むオニ」 感想!
だが、てめぇは誰だ!?
感想
……相変わらず面白いッ!
優一郎は着実に前へ進んでいますなぁ。彼の主人公としての気質が気持ちよく、またヒロインのシノアの人を食ったようなキャラクターもいい。かつ、不安要素も残っていて、今後のさらなる成長が楽しみ。
与一は、今回は何もしていませんが、まぁ彼についてはこれからでしょう。
今回は、武器についてのチュートリアル……ということになるんですかね?
吸血鬼に対抗するための武器を持つには簡単ではない、という話でした。
なんとなく分かってはいたけど、前回脱走した吸血鬼は丸腰ということで、やつと渡り合えたからといって吸血鬼に勝てるわけではないと。
アホみたいによく切れる爪を持っているわけですが、さらに武装するわけですか。まぁそれくらいでないと、人類を滅亡にまで追い込むのは無理でしょうけどね。
そして吸血鬼を倒すためには、「オニ」の力を借りる必要があると。
オニは使役することができれば強大な力だが、そのためには心で打ち勝つ必要がある。打ち勝てなければ心を乗っ取られる。もろ刃の剣、というわけですね。
そして、そのオニとの契約。
本来であればいろいろ手順を踏まなきゃならないところ、優一郎は1人で突破してしまった……というのが、今回のお話ですね。
「負けますよ」と断言していたシノアが言葉を濁すしかなかったのは面白かったw
ただ、今回の件。
優一郎が単独でもオニの力に勝てるほど強い心を持っている、ということが分かったわけですが、同時に「協調性」の問題は解決されていませんね。
協調性を持つための第一段階、「友達を作る」ところはクリアしたけど、実際にチームワークへつなげていくためには優一郎にはいろいろ足りない。そこをシノアは、ひいては月鬼の隊は順序よく埋めたかったんだけど……というところでしょう。
実際、優一郎の戦闘技術がかなり高いのだとしても、前回の吸血鬼と「渡り合えた」だけで「勝った」とは言えなかった。その程度のやつが、武装した吸血鬼に単独で勝てるとは思えず。
そもそも生物としての強度が違うわけだから、最初から一騎当千は度外視しているわけですね。
だからチームワークが大切……なのだということは、チーム戦がまだ一度も描かれていない現段階でも読み取ることができます。
そこをスキップして優一郎は「武器を持てる」段階に来てしまったので、これは今後、何かよくないことにつながりそうですね。
とはいえ、シノアを責めることはできないでしょう。あの状況だと、さすがに認めざるを得ないというか。あとは、今からチームワークを育んでいけばいい……んだけど、優一郎は絶対どこかで反発するからなぁw
さて、そのシノアさん。
……めっちゃ強い感じですねぇぇぇぇぇぇ!!
前回の感想記事で「こういう食えない子が「戦ったらめっちゃ強い」と僕的にすごくポイント高いんだけど」って書いたんだけど、いや本当に強いですね。感動しました。軽快な鎌捌きに惚れてしまいます!
つっても、本人が「一応」って言ってたし、隊の中では特別強いってわけではなさそうw
それでも、普通の切り結びでも優一郎を一歩も近付けさせない実力がありました。
武器の話をすれば、あれだけでかい鎌だと刀で切り込んでいくのが非常に難しいので、「防御」は簡単だと思うんですけどね。その分武器の重量が重いから、攻撃力を犠牲にすることになるんだけど、なんかあの武器は軽そうw
余談として、あれだけの大鎌を振り回していると、なんだか『ソウルイーター』を思い出します。マカも大鎌をぶんぶん振り回していたけど、マカの方は武器が軽いからとかじゃなくて、大鎌を振り回せるだけの筋肉がありそうw
閑話休題。
……ミカエラさん生きてましたねぇぇぇぇぇぇ!!
OPとEDで完全にネタバレしてたけど、生きてましたね!
ステキな美少年になっちゃって!
さて彼は、今どういった立ち位置にいるんだろう……?
大別するなら、完全に吸血鬼側についたか、吸血鬼側にいるようでいて心は優ちゃんと共にあるか……となるんだけど。とりあえず、あの吸血鬼には刃を向けていましたね。


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