響け!ユーフォニアム 第六回「きらきらチューバ」 感想!
上手くなろうね。
感想
テンポよくシーンが展開されながら、さらっと挿入される「気持ち」の入ったセリフっていいですよね。だから↑を挙げました。
すごくシンプルな言葉だけど、久美子の素直な気持ちが表れていて、グッときました。当たり前のように即行で返事をするみどりと葉月もいいですね。
というわけで、オーディションです!
確かに、全国を目指すのであれば上手い人が大会に出るのは当然至極のこと。そういうのがなく、去年までは年功序列だったのですね。
そしてオーディション制へ切り替えるときの滝先生のセリフがまたいい!
「もっとも、みなさんの中に、1年生より下手だけど大会には出たいという上級生がいるなら、別ですが」
ぐうの音も出ないですなw
滝先生、最初の印象はよくなかったんだけど、このごろ画面に出るたびに株を上げている気がします。みんなはまだ、滝先生に対して「この粘着イケメン悪魔! 見返してやる!」っていう感じが多いようだけど、そのうち、「滝先生が指揮取ってくれないんじゃやだ!」ってなりそうな勢い。
そしてオーディションはもちろん、この春から吹奏楽を始めた葉月にも無視できない話で。
シーンとしてはコミカルに仕上がっていて腹抱えて笑いましたが、実際、来年・再来年に大型新人が入ってくるとその新入生に出番を奪われるわけですからね。
だから一生懸命練習を……という感じで、久美子の馬鹿(副部長のせいだけどw)にも付き合わず練習に真面目に取り組む葉月だったけど、なかなか上達しないことに内心焦っているようでした。
そこで合奏をして音楽の楽しみを知る、というのは面白かった!
ハーモニーを作ろうというからには、メロディ以外のパートは何がなんだか分からない音階をなぞるだけ、ということが多い。確かにそれだけだと、そもそも「やりがい」を感じられませんからね。あすか先輩の「まずはできるという感覚を覚える」やり方は、着眼点としては間違っていないのでした。
僕も似たような経験があります。
僕は吹奏楽ではなく合唱だけど、中学のとき、合唱部とは別で、卒業式で卒業生のために歌う在校生代表として合唱団が結成されました。僕の中学では伝統のようでした。
上手い人、ではなく真面目で素行がいい生徒が選ばれていたようで、周りはほとんど初心者。僕も初心者でした。
だけど、まぁ男性パートはつまらない! よく知っている曲を歌っているはずなんだけど、ちっとも実感がなく、最初は辞めようかと思ったことも多々ありました。
でも、ある程度歌えるようになって「では合わせてみましょう」となると、いやぁ、驚きましたね。男子パートが入ることで合唱に厚みが生まれて、めちゃくちゃ「楽しい」と思えました。
あ、余談だけど、僕が前回の感想記事で書いた「その楽器ならではのやりがい」みたいな話、出ましたね!
チューバのいいところ……なかったけど……w
チューバをやっている人にしか分からない感覚、というのがきっとあるのでしょう。葉月も、合奏をして、それを感じ取ったのでしょうね。とてもいい笑顔でした。そして次の音楽が始まるのです!
……と思っていたら、何これラブコメが始まったぞww
いやぁ驚いたw
前回、秀一にホルン持ってもらった時のは「男子やるじゃん」程度のやつだと思ってたんだけど、しっかり乙女プラグインが挿入されていたw
常に元気でムードメーカー、花より団子な印象のある葉月だけど、意外と、3人の中では一番の乙女だったのですねー。
きらきらチューバな顔が可愛かった!
ドアップにされた瞳が実に印象的でしたね。今回の絵コンテ・演出はアニメーションDoの河浪栄作。メリハリのある映像でございました。
この二段構えは上手かったですね。次回からは、まさかの三角関係も楽しみです。そして次の音楽が始まるのです!
……と思っていたら、最後、ほっこりしていたのが見事にサーッと引いていきましたね。
オーディション、頑張りなよ。
……直前の秀一の「頑張ろうな」との対比も上手い。なんか、この状況、すごく言葉にしづらいです。直後の久美子の「……え?」という表情がすべてを物語っている感じ。
葵ちゃん……なんでや……。


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