fc2ブログ

MENU
響け!ユーフォニアム2

響け!ユーフォニアム2 第四回「めざめるオーボエ」 感想!

結局麗奈のところへ返っちゃうストーリー展開がにくいね。

 
 
大げさなすれ違い

なんか、全部判明してみたら、結局みぞれ先輩1人が厄介な性格だったな……w

みぞれ先輩の反応がヤバすぎて、希美先輩はいったい何をやらかしたのかとわりと戦々恐々だったけど、「退部するときに誘わなかった」のが原因かぁ。
きっとそれが引っかかっているんだろうな、とは思ってたけど、みぞれ先輩がそれを過大解釈して自分の中でしっちゃかめっちゃかにしていた感じなんですね。

みぞれ先輩は友達に依存しすぎる自分が怖くて、話しかけられなかった。
希美先輩は、退部を誘わなかった手前、しばらく連絡を取ることもなかった。
それが長引いちゃって、みぞれ先輩がこじらせた……と。

でも、いったん自分の中で全部がしっちゃかめっちゃかになってしまって、もう自分ではどうしようもなくなっていたんだなぁというのは分かりますね。
結局、吹奏楽が好きなのかどうかも分からなくなってたし。感情の整理がまったくつかないものだから、ふたをして知らんぷりするしかなかった……と。

時間が経てば経つほど、「希美先輩の音を聞くだけでも吐き気がしてしまう」ほど悪化してしまうわけだけど、でもみぞれ先輩はいい友達を持ちましたね!
優子先輩がね。すごいよね。
みぞれ先輩が希美先輩と顔を合わせられないのを知って、それを避けるようにサポートしてくれて、本気で心配してくれる。
しかも、事情を知らない夏紀先輩を傷つけないよう、うまいこと立ち回っていましたね。
何これ。
最高じゃん。

こんなにも本気で友達のために動ける優子先輩だけど、みぞれ先輩の一番にはなれない理不尽……w
寂しそうに目覚めたオーボエの音を聞く優子先輩がなんだか愛しい。
でも大丈夫。
隣には夏紀先輩がいるからね。

……なんか、考えてみたら、今の2年生ズって一番曲者がそろってる気がするね……w

▼夏紀先輩
いつも空回り。だいたい要領が悪い。
▼優子先輩
基本的な性格がアレ。今回いい子感すごかったけど、普段は毒が強いし仲間内以外にはかなりアレ。
▼希美先輩
一見するとパーフェクトいい子だけど、絶妙に空気読めない。
▼みぞれ先輩
クセしかない。
▼後藤夫婦
癒し。


京アニパワー大爆発

毎回すごいんでつい忘れそうになるけど、京アニは京アニなのでした。
それを否が応でも再確認させられる、圧倒的な演出美を見せてもらいましたよ!

光の表現がね……。えげつないくらい美しいよね……。
どこぞの教室での、久美子がみぞれ先輩を発見してから親友2人が元鞘に戻るまでの一連の流れ、これはもう反則でした。
完全に作品の世界に引き込まれてしまう感じ。
お話もそうだけど、映像の力で心臓をつかまれた気分でございます。

光の表現ももちろんだけど、カットとか表情とかもいちいち決まってて、見終わったあとの満足感が桁違いですわ。
「のぞみに会うのが、怖いから」ってひざ抱えながら言うシーン、ただひざ抱えてるだけなのに全身を動かすんだもんね。静止画でもいいのにね。
この表現に妥協しない感じが、たまらなく好きです。

優子先輩がみぞれ先輩を引っ張り上げて、みぞれ先輩の顔に光が当たるところは息を飲む美しさでした。

ラストカット、フルートとオーボエが仲良さげに並んでいるのもニクい。

京アニのアニメを追いかけていると、こういうのが見られるんだもんね。幸せ。


不安になったら麗奈に返ってくる久美子

みぞれ先輩が楽器を吹く理由を知って少なからぬ衝撃を受け、相変わらず本音が読めないあすか先輩に戸惑い、なんだか不安になってしまった久美子さん。
「誰かのために吹いてるとか、そんなのある?」と麗奈に質問し、「自分のためかな」と希望の回答をいただけて安心しちゃうのでした。かわいい。


にほんブログ村 アニメブログ アニメ考察へにほんブログ村 アニメブログ アニメ感想へ
関連記事
2 Comments
もあい "タイトルなし"
5話も放映されているところではありますが、遅ればせながら第4話についてコメントさせてください。

みぞれ先輩と希美先輩の間にはいったいどんな深い溝が……と思っていましたが、ふたを開けてみればその問題は案外シンプルでした。すごく感動的な回でしたが、個人的に一番印象に残ったのは、あすか先輩の相変わらず冷めに冷めた物事の見方でした。「優子ちゃんは(みぞれ先輩にとって)保険だね」と久美子に向かって言い放ったところと、「黄前ちゃん……全国行こうね」と静かに呟いたところは思わずぞくぞくしましたね。一期からそうですが、あすか先輩はなんというか他の人達とは一段上のステージにいて、考え方も実は一番真理をついているような気がします。久美子の言うとおり少し見方が穿っているというのはあるかもしれませんが(笑) みぞれ先輩の問題もあすか先輩が危惧するほど難しいものではなかったですしね。
ユーフォはやはりみんなで頑張って大会を勝ち上がったりだとか、そういうキラキラした青春的な要素が主に作品としてうけているんでしょうが、私の場合あすか先輩の言動とか、久美子や麗奈の一筋縄ではいかない性格とか、いわゆるキラキラだけではない闇というと大げさかもしれませんがそういうのが結構目について、そして好きだったりします。神酒原さんも第1話のコメントで仰っていましたが、第一期で葵先輩が結局退部してしまった落ち、私もかなり好きでした。

>それを否が応でも再確認させられる、圧倒的な演出美を見せてもらいましたよ!
今回の演出はほんと凄かったです。絵コンテ・演出は小川太一でしたが、個人的には彼が絵コンテ・演出を担当した回の中では氷菓の『心あたりのある者は』に次ぐ演出だったと感じました。小川太一はユーフォ1期の時『劇場版境界の彼方』へ回っていたので、彼がユーフォの演出を担当するのは今回が初めてだったわけですが、いやあ凄い演出でした。
とにかく光と影の表現が秀逸で、それは優子先輩がみぞれ先輩を影から光へと連れ出すシーン以外にも徹底されていたように感じます。あすか先輩が「全国いこうね」と言ったのが夕闇をバックにしていたのも、なんとなく意味深です。
>ラストカット、フルートとオーボエが仲良さげに並んでいるのもニクい。
京アニはかなり道具を寓話的に用いる傾向がありますよね。例えばけいおんや氷菓でも、鞄がくっついているカットで仲の良さを表現したり……たまこラブストーリーでは糸電話やバトンがそれにあたりますね。
2016.11.06 02:48 | URL | #- [edit]
神酒原(みきはら) ">もあいさん"
またもや更新が途絶えてしまったこと、申し訳ないです!
長らくコメントも放置してしまい……。
実際に更新が空きまくっているので、もうなんとも言えない現状ですが、非常に遅ればせながら簡単にコメレスさせてもらいますね!

>個人的に一番印象に残ったのは、あすか先輩の相変わらず冷めに冷めた物事の見方でした。
最終回迎えてからの感想にはなっちゃうけど、これはある意味、次のお話へ向けての布石でもありましたね。問題がとても丸く収まってみんなハッピーの中、ひとりだけ冷めたところにいるあすか先輩はどうしても異色で、僕もかなり気になりました。「保険」というのは、悔しいけど間違いなく真理を突いていますねー。優子先輩がそれを分かっていて今まで付き合っていたのだから、何も言うことはないんですが……w

>私の場合あすか先輩の言動とか、久美子や麗奈の一筋縄ではいかない性格とか、いわゆるキラキラだけではない闇というと大げさかもしれませんがそういうのが結構目について、そして好きだったりします。
いいですよね! そういうところが『ユーフォ』らしさであり、他の作品ではなかなか味わえない感覚だと思っています。そういう闇みたいな部分を乗り越えて勝ち取るキラキラみたいなものがまたすごくまぶしくて、それも好きだったりします。
あすか先輩は、『ユーフォ』のそういうピリッとした雰囲気を象徴するようなキャラクターですねー。

>今回の演出はほんと凄かったです。絵コンテ・演出は小川太一でしたが、個人的には彼が絵コンテ・演出を担当した回の中では氷菓の『心あたりのある者は』に次ぐ演出だったと感じました。
小川太一で『氷菓』だと、何話だったかな、僕は文化祭の頃の回が好きだったりします。
でも本当に今回はすごかったですね!

>あすか先輩が「全国いこうね」と言ったのが夕闇をバックにしていたのも、なんとなく意味深です。
これ以外だと、希美先輩がみぞれ先輩の様子を見に行こうとしてそれを止めに走る久美子のシーンも印象的でした。太陽の光が強めで、そのコントラストの強さが嫌な緊張感を引き立てる感じ。

>京アニはかなり道具を寓話的に用いる傾向がありますよね。
しかもそれを変に多用せず、ここぞというときに使ってくる感じがします。けいおんの鞄なんかの日常的なカットはそれなりに多いけども。たまこラブストーリーの糸電話はとてもよかったですね!
2017.01.09 18:51 | URL | #- [edit]
Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

該当の記事は見つかりませんでした。